exhibition alt.web 2002 3/21→3/23
たくさんの御来場ありがとうございました。
私たちは普段なにげなく、Webブラウザを使ってインターネットにアクセス
しています。そこで見るWebページは、いつも同じようにWebブラウザの中に
存在しているように見えるかもしれません。しかし実は、インターネットに
ある情報とはただの素材でしかないのです。
ここでは、Webに存在する情報を、普通のWebブラウザとはまったく異なった
方法により表現しています。一つのWebブラウザから見る世界とは違った、
より豊かなインターネット上の情報表現のありかたが見えてくるかもしれません。
ありえたかもしれない可能性としてのもう一つのWebを、どうぞお楽しみください。
-> alt.web展 concept paper
会場: EX'REALM B1F イベントスペース
-> map
150-0001渋谷区神宮前1-12-6 tel.03 5770 2771
|
江渡 浩一郎「Living Web Browser」
Web上の情報から生成された動的な形より構成されるWebブラウザ。
普段Webブラウザで見ている画面上の要素が、抽象的な形や動きへと
変換され、画面上を自律的に動きはじめる。
会場では、自分が好きなホームページを見てみることができる。
元々論文の表象として作られたHTMLが持つ論理的な構造を、逆に
直観的な形式、例えばカンディンスキーの絵のような方法で表現している。
一つのWebページから、あなたの操作によって様々な表現が生まれていく。
-> LivingWebBrowser homepage
杉原 聡「東京ローカルWeb景:The Air Side of Web Site」
東京の町の風景にうめこまれたWebページを見渡すブラウザー。会場の
天井から吊された液晶ディスプレイを回転させることにより、東京の
ある地点から見た360度の風景を見渡すことができる。その風景には、
実際にサーバが存在するであろう場所に浮かんだ、Webページが映しだされる。
そこには、これまでのWebブラウザを通して想像するネットワークの風景と
は異なった風景が広がる。日常的に歩いている町の風景を通して見るWebは、
ネットワークのスケールを、自分の身体や生活のスケールに基づいて感じ
させる。都市の表面に浮かびあがるWebページは、そこで行われている様々
な人々の活動を知覚させる。
-> Tokyo Local Webscape homepage
|