『パターン、Wiki、XP』ができるまで

江渡 浩一郎

独立行政法人 産業技術総合研究所

サービス工学研究センター

きっかけ

  • 2007年夏、オブジェクト倶楽部での講演
  • 技術評論社の稲尾さんからお誘い
  • ぜひ書きましょう!(でもちょっと待ってね…)

プロジェクト開始

  • 2008年春、プロジェクト開始!
  • 2008年夏、いろいろな人にインタビューする
    • 中埜博氏、難波和彦氏、山形浩生氏、平鍋健児氏
    • だんだんとわかってきぞ
  • 2008年秋、行き詰まる
    • 技術評論社に缶詰になって書くことにする
  • でも進まない!

追い込み

  • 2008年冬、ヘルプを頼む
  • なんとか形になる!
  • 2009年春、レビュー開始!
  • 大規模な改造に継ぐ改造!
  • 2部と3部が入れ替わりました
  • 稲尾さん編集開始。どんどんrefineされる

完成!

  • 2009年6月、完成しました…
  • 2009年7月、営業活動開始
  • たくさんイベントやります!

イベント紹介

  • 7/9木 トークセッション、ソフトウェア開発
  • 7/17金 RubyKaigi2009、Rubyとの関わり
  • 7/31金 アーバンコンピューティングシンポジウム『創造するアーキテクチャ』、濱野智史と中西泰人、建築
  • 8/8土 Wikiばな Vol.7、Wikiの起源へ

なぜこの本を書いたのか

  • ずっとWikiに興味を持ってきた
  • 自分なりに工夫したWikiを作った→qwikWeb
  • いろいろ機能を追加してると混乱してくる
  • いい機能追加は何か? 悪い機能追加は何か?
  • Wikiの本質を強化する機能は良い機能である
  • しかしその「Wikiの本質」って何なんですか?

デザインパターンて何だろう

  • デザインパターンに関して侃々諤々である
  • 「パターンのどこがいいの?」たしかにわからん…
  • アレグザンダーのパターンランゲージに影響を受けて作られたというけど、全然違うじゃん…
  • 一番最初のパターンの論文読んだ。面白い!
  • 「コンピュータ・ユーザーは、自分自身のプログラムを書くべきなのである。」

XPって本当に役に立つの?

  • XPに興味を持ってきた
  • 2001年、ケント・ベックにサインしてもらう
  • でも自分で実践はしていない…
  • これまた侃々諤々の議論がある
  • クライアントを開発現場に引き込むのが一番高いハードルになるのではないか?
  • クライアントと開発現場の関係を根本から見直す必要がある

起源へ

  • アレグザンダーのパターンランゲージへ
  • どのようにしてWikiが生まれたか
  • デザインパターンの誕生
  • そこからXPへの発展
  • これらの歴史を調べ、その結果をまとめた

アレグザンダーの建築理論の変遷

  • 『形の合成に関するノート』(1964)
    • デザインするという行為を数学的な問題に落しこむ
  • 「都市はツリーではない」(1965)
    • 自然都市と人工都市の2項対立
  • 『オレゴン大学の実験』(1975)
    • 利用者参加の建築へ舵を切る
  • 『パターンランゲージ』(1977)
    • 建築に繰り返し現れる語彙をまとめた

『時を超えた建設の道』

  • 『時を超えた建設の道』(1979)
    • パターンランゲージの背景を解説した理論書
  • 理論書というか、難解な本
  • 「無名の質」という概念

形の科学

  • 中谷宇吉郎『科学の方法』(1958)
    • 雪の結晶を科学した人
  • ダーシー・トムソン『生物のかたち』
    • 生き物の発生とそのパターン
  • 形を科学の対象にするのは難しい
  • パターンはそれにトライしようとしている

書いてみての発見

  • デザインパターンの起源がよくわかった。デザインパターン、ベックとカニンガムが深く関与している
  • XPの起源がよくわかった、思ったよりもずっと。パターンランゲージとの関係が深かった
  • Wikiの起源、パターンとの関連が深かった
  • Wikipediaの起源がわかった。思ったよりもずっとWikiとの関係が深かった

トークセッションへ

  • ソフトウェア開発へ
Last modified: 2009-07-13