programming==art

TITLE

programmingart

2001

artist
江渡浩一郎
at
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short summary

ソフトウェア・アートとは何か

→ソフトウェアとは一体何か。 →広い意味では、音楽CDなどもソフトウェアの一種。 →コンサート・ホールというハードに対して、 オーケストラをソフトと言うこともある。 →美術館における絵画は、典型的なソフトウェアの一つ。

→しかしコンピュータにおけるソフトウェアとは、それとは種類が異なる。 その違いはどこからくるのか? それはプログラミングからくる。

→コンピュータにおけるソフトウェアとは、プログラミングによって作られ たという点に、最大の特徴がある。

プログラミングとは何か

→プログラミングの起源を考えると、ゲーデル数に行き付く。 →ゲーデル数では、計算という行為そのものを数字で表す。 →そして、チューリング・マシンにいきつく。

→チャールズ・バベッジによるディファレンス・エンジンが 世界最初のコンピュータであり、オーガスタ・エイダ・バイロンが 世界最初のプログラマーである。

→「操作とその対象とが同一平面に並べられたもの」 計算する対象と、その計算についての記述そのものとが 同一の平面に位置していることがその特徴である。

様々な計算の時代

→A.I.、ハードな人工知能の時代、 論理的な記述の集合で世界をとらえようとした。

→A.L.、あいまいな計算の時代、ニューロ、ファジー、 GA、GP、フラクタル、カオス、

→そして全てが失敗した。

→なぜか? それは「必要」がプログラムを要請するからである。 必要のないところにはプログラムは存在しない。

開発者と利用者の相互置換可能性

→アップルIIの誕生、アメリカ各地でのコンピュータ・クラブの誕生。 →1984、Macintoshの誕生、IBMに対するアンチテーゼ →パソコン通信、PDS、シェアウェア、フリーソフト →Richard StallmanによるGPLの発明、GPL化されたフリーソフト →インターネットの普及、フリーソフトの時代へ。

→いつでも、利用者が開発者になれること、 開発者が同時に利用者でもあることが重要である。

利用者が同時に開発者でもある世界

→御仕着せではないソフトウェアの可能性 エンドユーザ・プログラミングへ向けて

→ヴィジュアル・プログラミングはプログラミングの世界を身近にする。 →ある種の音楽開発環境は、音楽制作に自由を与える。 →ある種のゲームは、プレイヤーに創作の可能性を与える。

プログラミング・アート

Programming can be Art →プログラミングによって出てくる結果より、 プログラミングという過程そのものが重要である。 →可能性の問題として、プログラミングをとらえる。 →プログラミングそのものがアートであることもありうるのでは。 プログラミング・アートの誕生

→アートとしてのプログラミングは、 プログラミングにおけるアート(技芸)とは関係がない。 (The Art of Programming, by Knuth) Knuthの言うアートとは、技芸、つまりテクニックである。

→必ずしも「美しい絵」が芸術であるとは限らない。 「芸術は美しくあってはならない」(岡本太郎)

Last modified: 2010-04-06 Attached files total: 2MB